楽曲詳細
製作者より
BWV 4

Christ lag in Todes Banden

キリストは死の縄目につながれたり
典礼上の指定:
復活祭
作曲年・場所(初稿):
1707年・ミュールハウゼン
改稿・加筆:
1724年・ライプツィヒ
声部編成:
SATB+合唱
楽器編成:
コルネット、トロンボーン3、弦楽、通奏低音
コラール元曲
Christ lag in Todesbanden(作詞:Martin Luther/作曲:Martin Luther/初出:1524年)
旋律はキリスト教中世のラテン語聖歌(部分的に「Victimae paschali laudes」に由来、c.1100年)を基にしており、編纂・出版をヨハン・ヴァルター(1524年『Geystliche Gesangk Buchleyn』)に帰属させ「ルターも編纂に関与した可能性がある」とする資料がある。バッハ研究文献では旋律作者をルター本人とするのが通例であり、本項目でもこれを採用するが、両説が存在することを付記する。
同じコラールに基づくオルガン曲
  • BWV 625 Christ lag in Todesbanden(オルガン小曲集)
    ヴァイマル時代(1708-1717年頃)の『オルガン小曲集』収録で、復活祭のコラールに基づく。定旋律をソプラノに置き、下三声が終始16分音符の動機で伴奏する。
  • BWV 695 Fantasia super Christ lag in Todesbanden(キルンベルガー・コラール集)
    『キルンベルガー・コラール集』(BWV690-713)所収で、ソプラノとバスの2声の模倣で始まり、コラール旋律が第3の声部として内声に入り、最後は4声のコラール定旋律書法で結ばれる。バッハの真作性を疑う見方もあり、定旋律を足鍵盤に置く異版BWV695aについても作者は確定していない。
  • BWV 718 Fantasia sopra Christ lag in Todesbanden(単独伝承)
    自筆譜は現存せず、複数の伝承筆写譜による初期様式の作品
改稿・加筆について
初期のカンタータ(1707年頃、おそらくミュールハウゼンの就任試験用)を1724年・1725年の復活祭にライプツィヒで再演。終楽章を簡素な四声コラールに差し替え、1725年の演奏では声部を重ねるコルネットとトロンボーン3本を追加した。

楽章構成・日本語対訳

1シンフォニア器楽のみ
2Chorus(第1節)SATB

Christ lag in Todesbanden Für unsre Sünd gegeben, Er ist wieder erstanden Und hat uns bracht das Leben; Des wir sollen fröhlich sein, Gott loben und ihm dankbar sein Und singen halleluja, Halleluja!

キリストは死の縄目に横たわりたり、 我らの罪のために捧げられて、 彼は再び甦りたまえり、 そして我らに命をもたらしたまえり; それゆえ我らは喜ぶべきである、 神を讃え、彼に感謝すべきである、 そしてハレルヤと歌うべきである、 ハレルヤ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)

3二重唱(第2節)ソプラノ アルト

Den Tod niemand zwingen kunnt Bei allen Menschenkindern, Das macht' alles unsre Sünd, Kein Unschuld war zu finden. Davon kam der Tod so bald Und nahm über uns Gewalt, Hielt uns in seinem Reich gefangen. Halleluja!

死を、誰も打ち負かすことはできなかった、 すべての人の子らの中で、 それはすべて我らの罪のせいであった、 無垢なる者は見出されなかった。 それゆえ死はかくも早く訪れ、 そして我らの上に権力を握り、 我らをその国に囚われの身とした。 ハレルヤ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)

4Aria(第3節)テノール

Jesus Christus, Gottes Sohn, An unser Statt ist kommen Und hat die Sünde weggetan, Damit dem Tod genommen All sein Recht und sein Gewalt, Da bleibet nichts denn Tods Gestalt, Den Stach'l hat er verloren. Halleluja!

イエス・キリスト、神の御子は、 我らの代わりに来たれり、 そして罪を取り除きたまえり、 それによって死から奪われたり そのすべての権利とその権力とを、 そこには死の姿だけが残り、 その棘は失われたり。 ハレルヤ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)

5Chorus(第4節)SATB

Es war ein wunderlicher Krieg, Da Tod und Leben rungen, Das Leben da behielt den Sieg, Das Leben behielt den Sieg, Es hat den Tod verschlungen. Die Schrift hat verkündigt das, Wie ein Tod den andern fraß, Ein Spott aus dem Tod ist worden. Halleluja!

それは不思議な戦いであった、 そこでは死と生命とが争い、 生命はそこで勝利を収め、 生命が勝利を収め、 それは死を飲み込んだ。 聖書はこれを告げ知らせたり、 いかに一つの死が他の死を食らったかを、 死は嘲りの的とされたり。 ハレルヤ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)

6Aria(第5節)バス

Hier ist das rechte Osterlamm, Davon Gott hat geboten, Das ist hoch an des Kreuzes Stamm In heißer Lieb gebraten, Das Blut zeichnet unsre Tür, Das hält der Glaub dem Tode für, Der Würger kann uns nicht mehr schaden. Halleluja!

ここに正しき復活祭の小羊がある、 それについて神は命じたまえり、 それは十字架の幹高くに 熱き愛のうちに焼かれたり、 その血は我らの門口を印し、 それを信仰は死に対して掲げる、 滅ぼす者はもはや我らを害しえない。 ハレルヤ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)

7二重唱(第6節)ソプラノ テノール

So feiern wir das hohe Fest Mit Herzensfreud und Wonne, Das uns der Herre scheinen läßt, Er ist selber die Sonne, Der durch seiner Gnade Glanz Erleuchtet unsre Herzen ganz, Der Sünden Nacht ist verschwunden. Halleluja!

かくして我らはこの高き祭りを 心の喜びと喜悦とともに祝う、 それは主が我らに輝かせたもうもの、 彼自身が太陽であり、 その恵みの輝きによって 我らの心をすっかり照らしたもう、 罪の夜は消え去った。 ハレルヤ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)

8Chorus(第7節)SATB

Wir essen und leben wohl In rechten Osterfladen, Der alte Sauerteig nicht soll Sein bei dem Wort der Gnaden, Christus will die Koste sein Und speisen die Seel allein, Der Glaub will keins andern leben. Halleluja!

我らは食し、良く生きる、 正しき復活祭の種なしパンにて、 古き酵母はあってはならない 恵みの言葉のもとにあっては、 キリストが糧とならんとし、 そして魂のみを養わんとす、 信仰は他のものによっては生きようとしない。 ハレルヤ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)