楽曲詳細
製作者より
BWV 160

Ich weiß, daß mein Erlöser lebt

我は知る、わが贖い主は生きておられる
典礼上の指定:
復活祭
作曲年・場所:
1725年・不明(テレマン作とされ、ハンブルクの可能性も一次資料では未確認)
声部編成:
独唱(T)
楽器編成:
ヴァイオリン、ファゴット、通奏低音
研究上の注記
作曲年は1725年頃とされるが確定的ではない。この曲は長らくバッハのカンタータ(BWV 160)として扱われてきたが、現在ではゲオルク・フィリップ・テレマンの作品(TWV 1:877)とするのが定説であり、テレマンの曲集『Harmonischer Gottes-Dienst』(1725〜26年出版)に連なる作とみられる。バッハへの帰属は、バッハの弟子ハインリヒ・ニコラウス・ゲルバー(1702〜75)による、現在は散逸した筆写譜に由来し、19世紀にはこれを根拠に真作として扱われた。20世紀半ばの資料批判的研究によってテレマン作へと改められ、テレマンを作曲者と明記する複数の筆写譜(1725年の記録を含む)によっても裏付けられている。テキストはエルトマン・ノイマイスターの詩集に基づくとされるが、その成立・出版年は資料により1700年や1704年など相違があり、確定できない。音楽は全5楽章(すべてテノール独唱用)が完全な形で現存する。バッハの真作ではないと判断されているが、旧来のBWV番号での参照が今も広く用いられているため、注記を付したうえで収載する。

楽章構成・日本語対訳

1Ariaテノール

Ich weiß, daß mein Erlöser lebt, Er lebt und mir zur Freude. Laß sein, daß ich im Leide, In Arbeit, Müh und Plage Viel Stunden meiner Tage Muß auf der Welt verschmerzen; Blüht doch der Trost im Herzen.

私は知っている、私の贖い主が生きておられることを、 彼は生きておられる、そして私の喜びのために。 たとえ私が苦しみのうちに、 労苦と、辛苦と、苦難のうちに、 私の日々の多くの時を この世で耐え忍ばねばならないとしても; それでも慰めは心の中に咲いている。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

2Recitativoテノール

Er lebt und ist von Toten auferstanden! Hierauf beruht der Grund, der als ein Fels Den festen Glauben trägt zur Hoffnung meiner Seligkeit. Bejammert' ich im Garten seine Banden, Die ihm der Feinde Gift und Neid Durch den Verräter angelegt; Ward auch mein Herze wund, Da man ihm soviel Wunden mit scharfen Geißeln schmiß; Hab ich so manchen Stich Mit Ach und Weh' empfunden, Da man sein Haupt mit Dornen stach Und jämmerlich zerriß; Folgt ich halbtot bis Golgatha ihm nach, Da er die Last und Schmach des Kreuzes selber trug. Und ihn die Grausamkeit an solches schlug; War meine Seele voll Bekümmernis, Als man den Leib zu Grabe brachte. Und aller Traurigkeit ein traurig Ende machte, So mußten doch bei seinem Blutvergießen Aus mir zugleich auch Freudentränen fließen, Weil er durch seinen Tod die Schulden meiner Not An meiner Stelle wollen büßen. Allein ich wäre schlecht getrost't Und gar nicht ganz erlöst, Wenn er nicht wär aus eigner Kraft erstanden. Nun aber ist der Trost vorhanden, Und der bestehe fest, Daß auch der letzte Scherf für mich bezahlet sei, Und das Gesetz an mir nichts mehr zu fordern habe; Denn heute läßt Gott meinen Bürgen Aus dem Grabe, als aus dem Schuldturm, wieder frei.

彼は生きておられ、死人の中から復活された! この上に、岩のごとく 堅き信仰を私の幸いの望みへと支える根拠が据えられている。 私は園にて彼の捕縛を嘆いた、 それは敵たちの毒と妬みが、 裏切り者を通して彼に加えたものであった; 私の心もまた傷ついた、 人々が鋭い鞭をもって彼に数多の傷を打ちつけた時に; 私はいくたびもの刺し傷を、 ああと嘆きとともに感じた、 人々が彼の頭を茨で刺し、 いたましくも引き裂いた時に; 私は半ば死した思いでゴルゴタまで彼についていった、 彼が十字架の重荷と恥辱を自ら担われた時に。 そして残虐さが彼をそのように打ちつけた; 私の魂は憂いに満ちていた、 人々がその御体を墓へと運んだ時に。 そしてすべての悲しみに悲しい終わりをもたらしたが、 それでも彼の血の流れのもとで、 私からも同時に喜びの涙が流れねばならなかった、 彼がその死によって、私の苦難の負債を、 私に代わって償おうとされたからである。 ただし、私はろくに慰められず、 まったく贖われていなかったであろう、 もし彼が自らの力によって復活されなかったならば。 しかし今、慰めは存在している、 そしてそれは堅く立ち続ける、 最後の一銭までも私のために支払われたこと、 そして律法が私に対してもはや何も要求することがないことが。 なぜなら今日、神は私の保証人を、 墓から、負債の塔からのように、再び自由にされるからである。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

3Ariaテノール

Gott Lob, daß mein Erlöser lebt, Er lebt, so wird sein Leben Im Tode mir gegeben. Drum will ich freudig sterben, Die Freude dort zu erben, Die mir im Engel-Orden Von ihm vermachet worden.

神に感謝、私の贖い主が生きておられることを、 彼は生きておられる、それゆえその命は 死のうちにあっても私に与えられる。 それゆえ私は喜んで死ぬつもりだ、 そこにて喜びを受け継ぐために、 それは御使いの位にて、 彼から私に遺贈されたものである。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

4Recitativoテノール

So biet ich allen Teufeln Trutz! Mein Held, mein Jesus ist mein Schutz. Der Glaube wird mir nimmer zu Schanden. Soll ich verloren gebn? So ist auch Christus nicht erstanden! Er aber lebt, so muß ich auch Durch ihn zum Leben auferstehn Und in sein Reich der Ruh und Ehre ziehn.

こうして私はすべての悪魔に抵抗を示す! 私の勇者、私のイエスは私の守りである。 信仰は私にとって決して恥とはならない。 私は失われたと諦めるべきか? それならばキリストもまた復活されなかったのだ! しかし彼は生きておられる、それゆえ私もまた 彼によって命へと復活せねばならない、 そして彼の安らぎと栄光の国へと入って行かねばならない。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

5Ariaテノール

Nun, ich halte mich bereit: Meines Leibes Sterblichkeit Auf der Erden abzulegen. Kommt, ihr Engel, kommt entgegen, Traget meine Seele hin, Daß ich bald bei Jesus bin! Ach, wie herzlich wünsch ich mir: war ich heute noch bei dir!

さあ、私は自らを備えている: 私の身の死すべき性を、 この地上にて脱ぎ捨てるために。 来たれ、御使いたちよ、出迎えに来たれ、 私の魂を運び去れ、 私が早くイエスのもとにあるように! ああ、いかに心から私は願うことか: 私が今日もなお汝のもとにあれば良いのに!未検証(AI生成の対訳。校訂中)