楽曲詳細
製作者より
BWV 161

Komm, du süße Todesstunde

来たれ、甘き死の時よ
典礼上の指定:
三位一体後第16主日
作曲年・場所(初稿):
1716年・ヴァイマール
改稿・加筆:
1737年・ライプツィヒ
声部編成:
AT+合唱
楽器編成:
リコーダー2、ヴァイオリン2、ヴィオラ、通奏低音、オルガン
コラール元曲
Herzlich tut mich verlangen(作詞:Christoph Knoll/作曲:Hans Leo Hassler(旋律「Passion Chorale」、1601年『Lustgarten』所収の世俗歌曲『Mein G'müt ist mir verwirret』が原曲)/初出:1599年)
第1曲では旋律を器楽(オルガン)のみが奏で、第6曲で歌詞(第4節)が歌われる。旋律は『O Haupt voll Blut und Wunden』としても広く知られるが、元来はHans Leo Hasslerが1601年に世俗歌曲『Mein G'müt ist mir verwirret』として発表した旋律で、1613年(ゲルリッツ『Harmoniae Sacrae』)にKnollの詞と結び付けられた(コントラファクトゥム)。同一旋律はマタイ受難曲BWV244(第23・25・60・77・93曲)・ヨハネ受難曲BWV245第27曲でも使用されている。
同じコラールに基づくオルガン曲
改稿・加筆について
ヴァイマール稿(1716年9月27日。かつては1715年とされた)では冒頭アリアのコラール旋律をオルガンが担った。ライプツィヒでの再演(1737〜46年。マリア潔めの祝日にも適合)でハ長調から変ホ長調に移調し、コラールをソプラノに与え、リコーダーはフルートに置き換えられた可能性がある。
研究上の注記
作曲年について: 台本(ザーロモ・フランク作)は1715年刊行の『Evangelisches Andachts-Opffer』に収録。本来は1715年10月頃(三位一体後第16日曜日)の初演が予定されていたが、同年8月のヨハン・エルンスト公子逝去に伴う宮廷の服喪により当該日曜日の演奏機会を逃し、初演は翌1716年9月27日、ヴァイマールにずれ込んだ。/二重の用途: 三位一体節後第16日曜日のために作曲され、後にライプツィヒ(1737〜1746年)でマリアの潔めの祝日のために再使用された。

楽章構成・日本語対訳

1AriaとChoralアルト ソプラノ

Komm, du süße Todesstunde, Da mein Geist Honig speist, Aus des Löwen Munde; Herzlich tut mich verlangen Nach einem selgen End, Weil ich hie bin umfangen Mit Trübsal und Elend. Mache meinen Abschied süße, Säume nicht, Letztes Licht, Daß ich meinen Heiland küsse. Ich hab Lust abzuscheiden Von dieser bösen Welt, Sehn mich nach himml'schen Freuden, O Jesu, komm nur bald!

来たれ、汝、甘き死の刻よ、 そのとき我が霊は 蜜を味わう 獅子の口より; 我が心は切に望む 祝された終わりを、 ここにて我は囲まれているがゆえに 憂いと惨めさとに。 我が別れを甘くしたまえ、 遅れたもうな、 最後の光よ、 我が救い主に口づけできるように。 我は去らんことを望む この悪しき世より、 天の喜びを我は憧れ求める、 おおイエスよ、ただ速やかに来たれ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)

2Recitativoテノール

Welt! deine Lust ist Last, Dein Zucker ist mir als ein Gift verhasst, Dein Freudenlicht Ist mein Komete, Und wo man deine Rosen bricht, Sind Dornen ohne Zahl Zu meiner Seele Qual! Der blasse Tod ist meine Morgenröte, Mit solcher geht mir auf die Sonne Der Herrlichkeit und Himmelswonne. Drum seufz ich recht von Herzensgrunde Nur nach der letzten Todesstunde! Ich habe Lust, bei Christo bald zu weiden, Ich habe Lust, von dieser Welt zu scheiden.

世よ! 汝の快楽は重荷である、 汝の甘さは私には毒のように憎まれる、 汝の喜びの光は 私にとって彗星である、 そして汝の薔薇を折り取るところには、 数え切れぬ棘があり、 我が魂への苦しみとなる! 青ざめた死は我が曙である、 それとともに我に太陽が昇る、 栄光と天の喜びの太陽が。 それゆえ私は心の底より正しくため息をつく、 ただ最後の死の時を求めて! 私はキリストのもとで間もなく牧されることを望む、 私はこの世より去ることを望む。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

3Ariaテノール

Mein Verlangen Ist, den Heiland zu umfangen Und bei Christo bald zu sein. Ob ich sterblich' Asch und Erde Durch den Tod zermalmet werde, Wird der Seele reiner Schein Dennoch gleich den Engeln prangen.

我が願いは、 救い主を抱きしめること、 そしてキリストのもとに間もなくいることである。 たとえ私が、死すべき灰と土として 死によって砕かれるとしても、 魂の清き輝きは、 それでも天使たちのように輝き映えるであろう。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

4Recitativoアルト

Der Schluss ist schon gemacht: Welt, gute Nacht! Und kann ich nur den Trost erwerben, In Jesu Armen bald zu sterben: Er ist mein sanfter Schlaf! Das kühle Grab wird mich mit Rosen decken, Bis Jesus mich wird auferwecken, Bis er sein Schaf Führt auf die süße Himmelsweide, Dass mich der Tod von ihm nicht scheide! So brich herein, du froher Todestag! So schlage doch, du letzter Stundenschlag!

決意はすでになされた: 世よ、おやすみ! そして私がただこの慰めを得ることができるならば、 イエスの御腕の中で間もなく死ぬことという慰めを: それは私の穏やかな眠りである! 涼やかな墓は私を薔薇で覆うであろう、 イエスが私を復活させられるまで、 彼がその羊を 甘き天の牧場へと導かれるまで、 死が私を彼から分かつことのないように! さあ来たれ、汝、喜びの死の日よ! さあ鳴れ、汝、最後の時の鐘よ!未検証(AI生成の対訳。校訂中)

5Chorus

Wenn es meines Gottes Wille, Wünsch ich, dass des Leibes Last Heute noch die Erde fülle, Und der Geist, des Leibes Gast, Mit Unsterblichkeit sich kleide In der süßen Himmelsfreude. Jesu, komm und nimm mich fort! Dieses sei mein letztes Wort.

もしそれが我が神の御心であるならば、 私は望む、身体の重荷が 今日にも大地を満たすことを、 そして霊が、身体の客人が、 不死をもって身をまとうことを、 甘き天の喜びのうちに。 イエスよ、来たりて私を連れて行きたまえ! これこそが我が最後の言葉であれ。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

6Choral

Der Leib zwar in der Erden Von Würmen wird verzehrt, Doch auferweckt soll werden, Durch Christum schön verklärt, Wird leuchten als die Sonne Und leben ohne Not In himml'scher Freud und Wonne. Was schadt mir denn der Tod?

身体はまことに大地の中で 蛆虫によって食されるが、 しかし復活させられるであろう、 キリストを通して美しく変容し、 太陽のように輝き、 そして苦しみなく生きるであろう、 天なる喜びと歓びのうちに。 ならば死は私に何を害せようか?未検証(AI生成の対訳。校訂中)