楽曲詳細
製作者より
BWV 93

Wer nur den lieben Gott läßt walten

ただ愛する神に治めさせる者は
典礼上の指定:
三位一体後第5主日
作曲年・場所:
1724年・ライプツィヒ
声部編成:
SATB+合唱
楽器編成:
オーボエ2、ヴァイオリン2、ヴィオラ、通奏低音
コラール元曲
Wer nur den lieben Gott läßt walten(作詞:Georg Neumark/作曲:Georg Neumark/初出:1641年(1657年出版))
同じコラールに基づくオルガン曲
  • BWV 642 Wer nur den lieben Gott lässt walten(オルガン小曲集)
    ヴァイマル時代(1708-1717年頃)の『オルガン小曲集』収録で、ヴァイマルの詩人ゲオルク・ノイマルクによるコラールに基づく。定旋律の下で、複雑な対位法を用いず並行3度を主とするアナペスト(短短長)のリズムが終始続く。
  • BWV 647 Wer nur den lieben Gott lässt walten(シュープラー・コラール集)
    1747-48年頃に出版された『シュープラー・コラール集』(BWV645-650)の第3曲で、カンタータBWV93第4楽章(ソプラノとアルトの二重唱)のオルガン編曲。原曲では歌声部の下で弦楽が奏していたコラール旋律が、オルガンでは定旋律として明確に浮かび上がる。
  • BWV 690 Wer nur den lieben Gott lässt walten(キルンベルガー・コラール集)
    弟子キルンベルガーの手を経て伝えられた曲集『キルンベルガー・コラール集』(BWV690-713)の冒頭曲で、足鍵盤を用いないマヌアリターのイ短調の編曲。同曲集にはヴァルターの作とされる曲や真作性に疑義のある曲が含まれるが、本曲については疑義は示されていない。
  • BWV 691 Wer nur den lieben Gott lässt walten(キルンベルガー・コラール集)
    初期稿BWV691aは「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」に所収
研究上の注記
バッハの第2ライプツィヒ年巻に属するコラール・カンタータで、1724年7月9日、三位一体節後第5日曜日にライプツィヒで初演された。ゲオルク・ノイマルクの1657年の賛美歌「Wer nur den lieben Gott läßt walten」(全7節)に基づき、第1・4・7楽章はノイマルクの原詩をそのまま用い、第2・5楽章はコラールと自由詩を組み合わせたレチタティーヴォ、第3・6楽章は作者不詳の台本作者による自由詩のアリアとなっている。参照した歌詞資料の一つでは第3楽章に「Auswerwählten」とあるが、標準的な語「Auserwählten」の転写異体または誤植と考えられ、他の資料では「Auserwählten」と表記されている。本データの歌詞は参照した資料の表記のまま採用している。

楽章構成・日本語対訳

1Chorus

Wer nur den lieben Gott läßt walten Und hoffet auf ihn allezeit, Den wird er wunderlich erhalten In allem Kreuz und Traurigkeit. Wer Gott, dem Allerhöchsten, traut, Der hat auf keinen Sand gebaut.

ただ愛する神に治めさせる者は そして常に彼に望みを置く者は、 その者を彼は不思議に保ちたもう すべての十字架と悲しみのうちにおいて。 神、至高者を信頼する者は、 その者は決して砂の上に建てたのではない。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

2ChoralとRecitativoバス

Was helfen uns die schweren Sorgen? Sie drücken nur das Herz Mit Zentnerpein, mit tausend Angst und Schmerz. Was hilft uns unser Weh und Ach? Es bringt nur bittres Ungemach. Was hilft es, daß wir alle Morgen mit Seufzen von dem Schlaf aufstehn Und mit beträntem Angesicht des Nachts zu Bette gehn? Wir machen unser Kreuz und Leid Durch bange Traurigkeit nur größer. Drum tut ein Christ viel besser, Er trägt sein Kreuz mit christlicher Gelassenheit.

重い憂いは我らに何の役に立つのか? それはただ心を押しつける 百斤の苦痛と、 千の不安と痛みをもって。 我らの嘆きと『ああ』は何の役に立つのか? それはただ苦い災いをもたらすだけだ。 それは何の役に立つのか、我らが毎朝 嘆息をもって眠りから起き そして夜には涙に濡れた顔で 寝床につくことが? 我らは自らの十字架と苦しみを 怯えた悲しみによってただ大きくするだけだ。 それゆえキリスト者はずっとよいことをする、 彼は自らの十字架を キリスト者らしい落ち着きをもって担う。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

3Ariaテノール

Man halte nur ein wenig stille, Wenn sich die Kreuzesstunde naht, Denn unsres Gottes Gnadenwille Verläßt uns nie mit Rat und Tat. Gott, der die Auserwählten kennt, Gott, der sich uns ein Vater nennt, Wird endlich allen Kummer wenden Und seinen Kindern Hilfe senden.

ただ少し静かにしていよ、 十字架の時が近づくとき、 なぜなら我らの神の恵みの御心は 助言と行いにおいて決して我らを見捨てない。 選ばれた者たちを知りたもう神は、 自らを我らの父と呼びたもう神は、 ついにはすべての憂いを転じ そしてその子らに助けを送りたもう。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

4Aria(二重唱)ソプラノ アルト

Er kennt die rechten Freudesstunden, Er weiß wohl, wenn es nützlich sei; Wenn er uns nur hat treu erfunden Und merket keine Heuchelei, So kömmt Gott, eh wir uns versehn, Und lässet uns viel Guts geschehn.

彼は正しい喜びの時を知っている、 彼はよく知っている、いつそれが益となるかを; 彼が我らを誠実であると見出し そして偽善を認めないならば、 神は、我らが予期する前に来たり、 そして我らに多くの善きことを起こさせたもう。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

5ChoralとRecitativoテノール

Denk nicht in deiner Drangsalhitze, Wenn Blitz und Donner kracht Und die ein schwüles Wetter bange macht, Daß du von Gott verlassen seist. Gott bleibt auch in der größten Not, Ja gar bis in den Tod Mit seiner Gnade bei den Seinen. Du darfst nicht meinen, Daß dieser Gott im Schoße sitze, Der täglich wie der reiche Mann, In Lust und Freuden leben kann. Der sich mit stetem Glücke speist, Bei lauter guten Tagen, Muß oft zuletzt, Nachdem er sich an eitler Lust ergötzt, "Der Tod in Töpfen" sagen. Die Folgezeit verändert viel! Hat Petrus gleich die ganze Nacht Mit leerer Arbeit zugebracht Und nichts gefangen: Auf Jesu Wort kann er noch einen Zug erlangen. Drum traue nur in Armut, Kreuz und Pein Auf deines Jesu Güte Mit gläubigem Gemüte; Nach Regen gibt er Sonnenschein Und setzet jeglichem sein Ziel.

汝の苦難の熱の中で考えるな、 雷光と雷鳴が轟き そして重苦しい天候が汝を怯えさせるとき、 汝が神に見捨てられているのだと。 神は最大の苦難のうちにおいてもとどまる、 そう、死に至るまでも その恵みをもって、彼のものたちのもとに。 汝は思ってはならない、 この神が懐に座っているなどと、 日々かの富める者のように、 快楽と喜びの中に生きることのできる者の懐に。 絶えざる幸福を糧とする者は、 ひたすら良き日々のうちに、 しばしば最後には、 空しい快楽に興じた後、 『鍋の中の死』と言わねばならない。 後に続く時は多くを変える! ペトロが一晩中 空しい労苦に費やし そして何も捕らえなかったとしても: イエスの言葉によって彼はなお一網を得ることができる。 それゆえ貧しさ、十字架、苦しみの中でも信頼せよ 汝のイエスの慈しみを 信ずる心をもって; 雨の後には彼は日の光を与え そしてすべてのものにその目標を定める。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

6Ariaソプラノ

Ich will auf den Herren schaun Und stets meinem Gott vertraun. Er ist der rechte Wundermann. Der die Reichen arm und bloß Und die Armen reich und groß Nach seinem Willen machen kann.

私は主を見つめよう そして常に我が神を信頼しよう。 彼こそは真の奇跡の人である。 富める者たちを貧しく裸にし そして貧しき者たちを富ませ、大いなるものにすることを その御心のままになすことのできる者である。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

7Choral

Sing, bet und geh auf Gottes Wegen, Verricht das Deine nur getreu Und trau des Himmels reichem Segen, So wird er bei dir werden neu; Denn welcher seine Zuversicht Auf Gott setzt, den verläßt er nicht.

歌え、祈れ、そして神の道を歩め、 汝の務めをただ忠実に行い そして天の豊かな祝福を信頼せよ、 そうすればそれは汝のもとで新たになるだろう; なぜなら、その確信を 神に置く者を、彼は見捨てない。未検証(AI生成の対訳。校訂中)