楽曲詳細
製作者より
BWV 80b

Ein feste Burg ist unser Gott

我らが神は堅き砦
典礼上の指定:
宗教改革記念日
作曲年・場所:
1723年・ライプツィヒ
声部編成:
SATB+合唱
楽器編成:
オーボエ、弦楽、通奏低音
コラール元曲
Ein feste Burg ist unser Gott(作詞:Martin Luther/初出:1529年)
同じコラールに基づくオルガン曲
  • BWV 720 Ein feste Burg ist unser Gott (à 3 Clav. et Ped.)(単独伝承)
    成立年代はミュールハウゼン時代の可能性があるとされる(確証なし)。アルンシュタットへの言及はない。現存最古の資料は1720年頃で、主要伝承資料D-B Mus.ms. Bach P 802はヴァルター/クレープス周辺の写本集(自筆譜ではない)であり、「自筆譜」という記載を訂正。なお19世紀の一資料(P 806)ではヨハン・ミヒャエル・バッハへの帰属も見られるが、標準的にはJ.S.バッハ作として分類される。
研究上の注記
BWV 80bは、バッハがヴァイマール時代にSalomo Franckの台本で作曲した四旬節カンタータ(後にBWV 80aと呼ばれる。オクリ主日用で、音楽は失われ印刷された台本のみ現存)を、ライプツィヒ着任後に宗教改革記念日用へ転用した最初の改作である。バッハは後にこれをさらに改訂し、大規模なコラール幻想曲を冒頭に置く最終稿BWV 80(1730年代半ば以降)へと発展させた。3つの稿のうち本稿(BWV 80b)に固有のものとして現存するのは、冒頭楽章 — ルターの1529年の賛美歌「Ein feste Burg ist unser Gott」を簡素な四声体で設定したもの(後年のBWV 80のための壮麗なコラール幻想曲とは対照的)— の自筆断片のみである。この断片は現在3つの図書館に分割所蔵されている(パリのポーランド図書館、サンクトペテルブルクのロシア国立図書館、プリンストン大学図書館)。用紙の透かし調査により、この断片は1728〜1731年頃に遡ると推定されている。第2楽章以降のテキストや音楽はBWV 80b固有の証拠としては現存せず、BWV 80a/BWV 80からの類推によって、Franckによる元のオクリ主日用の楽章配置を踏襲していたと推定されているにすぎない。本作は多楽章のカンタータのうち、実質的に1楽章(それも断片)のみが現存する、きわめて資料の乏しい稿である。第2楽章以降の種類(type)は「不明」としているが、これは後のBWV 80/80aで確定する楽章計画に従うと推定されるにとどまり、本稿固有の証拠はない。

楽章構成・日本語対訳

1Choral(四声の簡素な和声付け)

Ein feste Burg ist unser Gott, Ein gute Wehr und Waffen. Er hilft uns frei aus aller Not, Die uns itzt hat betroffen. Der alte böse Feind, Mit Ernst er's itzt meint, Groß Macht und viel List Sein grausam Rüstung ist, Auf Erd ist nicht seinsgleichen.

我らが神は堅き砦、 良き守りと武器である。 彼は我らを、我らに今降りかかった すべての苦難より、自由に助けたもう。 古き悪しき敵は、 今、真剣にそれを企てている、 大いなる力と多くの狡知とは、 その残忍な武具である、 地上に彼に等しき者はいない。未検証(AI生成の対訳。校訂中)

2不明