楽曲詳細
製作者より
BWV 53

Schlage doch, gewünschte Stunde

打ち鳴らせ、待ち望んだ時よ
典礼上の指定:
(特定の主日・祝日には属さない)
作曲年・場所:
1730年・ライプツィヒ(伝承上の記載。真作性に疑義があるため不確か)
声部編成:
独唱(A)
楽器編成:
ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、オルガン、鐘
研究上の注記
作曲年について: 伝統的には1730年頃(バッハ作として流布していた時期の年代付け)とされてきたが、後述の通り現在の定説であるGeorg Melchior Hoffmann説を採るなら、Hoffmannは1715年に没しているため実際の作曲はそれ以前に遡ることになり、両者は整合しない。作者の帰属が争われているため、作曲者・年代とも実際には確定していない。真作性に疑義あり: 長らく「BWV 53」としてJ.S.バッハの作品に含められてきたが、現代の研究ではバッハの作とはみなされていない。現存する資料はいずれも、J.S.バッハの作として誤って伝えたある筆写譜(Breitkopf家に由来する写本)に遡るとされ、最も早い記録である1761年のBreitkopf目録では作者不詳(匿名)として扱われている。現在の定説では、バッハと同世代のライプツィヒの作曲家Georg Melchior Hoffmann(1679年または1685年頃〜1715年)の周辺で書かれた作品とされる。この帰属変更は1955年にバッハ研究者Karl Antonが最初に提唱し、現在では広く受け入れられている。1998年のBWV目録改訂(Bach-Werke-Verzeichnis小型版、Alfred Dürr・小林義武編)では疑作・偽作を収める第2付録(Anhang II)に「Anh. II 23」として収められ、現代の出版社(例: Breitkopf & Härtel)は作曲者を「Melchior Hoffmann」と表記している。この作品には、真正の教会カンタータに与えられる分類記号(「A」番号)ではなく、非真正・偽作の声楽作品を示す分類記号「BC V 99」が与えられている。真作性に疑義があるが、タスクの指示によりここに収録する。テキストの異同: アリア最終行を「Nur den letzten Zeigerschlag!」ではなく「Nur den letzten Seigerschlag!」とする資料もある。

楽章構成・日本語対訳

1Ariaアルト

Schlage doch, gewünschte Stunde, Brich doch an, du schöner Tag! Kommt, ihr Engel, auf mich zu, Öffnet mir die Himmelsauen, Meinen Jesum bald zu schauen In vergnügter Seelenruh'! Ich begehr' von Herzensgrunde Nur den letzten Zeigerschlag!

打ち鳴らせ、待ち望まれし時よ、 訪れよ、汝美しき日よ! 来たれ、汝ら天使たちよ、我がもとへ、 我に天の野を開きたまえ、 我がイエスをすぐに見奉らんために 満ち足りた魂の安らぎのうちに! 我は心の底より望む ただ最後の時計の一打ちのみを!未検証(AI生成の対訳。校訂中)